要約
2025年7月27日、私は日本にいる。水や食料、電気……今のところ生活に困らず生きられる。
一方、ガザでは天国に行けば食べられると、爆撃や飢えに苦しむ子どもたち。
何もできない無力さ。私にできることは彼らの分まで今日を真剣に、一生懸命に生きることか…。
#平和 #戦争 #ガザ #現実 #祈り #真剣に生きる
放送
https://stand.fm/episodes/68860a9ec1395d30bfa6e93b
テキスト
2025年7月27日、日曜日。
私は今、日本にいます。
ここでは、蛇口をひねれば水が出てきて、そのまま自由に飲むことができます。
食べたいと思えば食材を買いに行けるし、火も水もあり、調理することができる。
地面を歩いていて地雷を踏んで足が吹き飛ぶこともなければ、突然ドローンが飛んできて爆発し、片手を失うこともありません。
水はきれいで、お腹を壊すこともない。
外は夏の盛りで、セミがわんわんと鳴いています。
今日、川沿いを走っていたら、ウグイスも鳴いていました。
一方で、ガザの子どもたちは「天国に行きたい」と願っているそうです。
天国に行けば、食べ物があるから――。
何ヶ月も前から、世界中の人々が何もできないまま、ただその惨状を見ている。
そして私自身も、何もできない。
もどかしくて、悔しくて、悲しい。
それなのにガザだけでなく、イランにも、トルコにも爆弾が降り注ぐ。
世界はただ「地獄以上の苦しみ」と口にするだけで、何も変わらない。
勇敢な少女が仲間と海へ乗り出し、救援を試みたけれど拿捕された――。
そんな現実の中で、私にできることはただひとつ。
「自分の日々を、一生懸命に過ごすこと。」
彼らの分も生きる。
その思いを胸に、今日も水を好きなだけ飲めることに感謝し、
炎天下ではなく建物の中で眠れることに感謝し、
一日一日を真剣に生きる。
それだけ。
それしかできないけれど、だからこそ、精一杯生きていこうと思います。