①プロローグ 神渡良平著
今回は、神渡良平さんの著書『人は何によって輝くのか』をもとに、心に響いた言葉とその背景にある思いを語りました。
蔵書を手放し、図書館で本を読むようになった今、付箋を頼りに、その場で感じたことを語るという新しいスタイルの第一歩です。
「人は没頭するとき、自然に輝き始める」──そんな言葉に、私自身が救われました。
スタエフ奉納録、始まります。
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放送
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本文
人は何によって輝くのか|神渡良平 著
皆様こんにちは。
今日は新しい試みをしてみました。
私は本を読むとき、感動したところに赤線を引いたり、ページを折ったり、付箋を貼ったりしながら読み進めるタイプです。しかし、ある出来事をきっかけに、長年大切にしていた蔵書300冊をすべて手放しました。
現在は本を購入することはせず、図書館で借りて読むというスタイルに移行しています。そのため、書き込みや線引きができず、代わりに付箋を貼るようになりました。
これまで私は、再読の際に付箋を1枚ずつ剥がしながらノートに書き写し、記録してからブログの執筆に活かすという手順を踏んでいました。しかし、もうそのような二重作業をするのはやめようと決意しました。
今日からは、付箋を頼りに、感じたこと・考えたことをその場で語りながら、音声にしていくことにしました。
その記念すべき第1回が、神渡良平さんの『人は何によって輝くのか』(PHP研究所)です。
この本に出会ったきっかけは、YouTubeで執行草舟さんが紹介していた『春風を斬る』という幕末の志士・山岡鉄舟の人生を描いた小説です。この小説を読んだ最後のページに、神渡さんの他の著作として本書が紹介されていたのがきっかけでした。
タイトルに惹かれてすぐに図書館に取り寄せ、大急ぎで読了。そこには深い叡智と、人生の本質に触れる言葉が詰まっていました。
プロローグより:心に残った言葉
> "みんなそれぞれ人生の課題は違う。そのことが分かってくると、もう人のことを羨ましがることはなくなり、自分の課題に向かってひたむきに努力するようになる。"
> "我を忘れて没入すると、その人はいつしか輝き始める。かくして問題は解決し、大きな自信となる。"
> "天命を探して歩いても見つからない。目の前の仕事に没頭し、これはあの人の仕事だと言われるようなものにしようと努力する時、人には真似できないような仕事ができるようになる。"
ここに記された言葉の一つひとつに、深く心を打たれました。
特に印象的だったのが、日本一のドアマンと呼ばれたホテルマンのエピソード。
訪れるVIPの名前を覚え、一人ひとりに名前を呼んで丁寧に出迎える。ドアを開ける、その瞬間に心を込める。
その姿勢が、やがてそのホテルの名物となり、「この人なくして接客は語れない」とまで評された。
この逸話の後に紹介されていた最澄の言葉もまた心に残ります:
> "寸形一寸にあらず。一隅を照らすもの。これすなわち国宝なり。"
仕事に貴賤はない。
どんな場であっても、そこで最善を尽くし、誰かのために尽くす者が国を照らす“国宝”になるのだというメッセージ。
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今日はここまでにいたします。
次回は本文の中に入り、さらに心に残った箇所をご紹介していきます。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。