いろんな大会に関わってきました
私は50代になってから、自分と子どもの活動に合わせて、いくつかの競技で大会を経験するようになりました。
自分や子どもが選手として参加したり、撮影や応援でお手伝いしたり、です。
水泳大会、トライアスロン大会、剣道大会、日本舞踊大会、演劇の舞台、アクアスティックスイミング、マラソン大会、野球大会、フリーマーケット、スーパーアリーナ等での大型イベント。
大会はボランティアによって支えられています
いつも思うことは、大会運営が、いかに、ボランティアによって支えられているか、ということ。
主催者が全責任を負いきれない、ということ。
選手でも、保護者でも、応援者でも、各個人が良識をもって、自己責任で行動することで、大会そのものが成り立つ、ということです。
ボランティアの人は、朝の開場前に現地入りするので、家をでるのは、5時とか6時でも普通。遠い人はもっと早いです。
お昼は、お弁当と水が出ますが、休憩は、ボランティア同士で時間調整という大会も多いです。
解散は、大会の閉会あと、片付けが終わってから。
帰宅は20時過ぎになりますね。
自分が選手の時には、そこまで思いが至りません。
でも、自分が選手を送り出す側になると、いろいろ考えます。
そして、自分がボランティアを手配する立場になると、あーーー大変!という思いがのしかかってきます。
当日、ボランティアを担当した時には、もう、その場その場の判断を求められ、次から次へと状況が変わるので、ドタバタです。
そんな経験があるから、大会の開催って、有難いんだなーと、思ってしまうのです。
どんなに大きな大会でも、けっこう、手作りなんですよね・・・。
トライアスロン大会では事前準備がとても大切
トライアスロンでは、水泳、自転車、ランニング、の順に、続けて競技を行います。
3つの競技について、しっかりと練習した上で、トランジッションといって、次の競技に向かうための切り替え時間もきちんと準備して、本番に向かう必要があります。
さらに大切なことは、競技能力だけではなく、大会ルールにしっかりと目を通して、注意事項も隅々まで読み込んで、不明点なし、納得の上で、自己責任で大会に臨むことです。
もし、命に関わる事故を起こしたら、関係者全員に迷惑をかけます。家族にも迷惑をかけます。
もし、自分本位の行動をしたら、接触、転倒、怪我、喧嘩、規則違反など、トラブルになります。
大会に参加できることに感謝し、主催者、ボランティア、ライフガード、他の参加者、場所、当日の天候、すべてに感謝しつつ、謙虚な姿勢で大会を楽しむことが、本当に大切です。
自己管理とは甘えをなくし、不明点をなくし、納得の上で参加すること
上記写真とは無関係の、ある大会に出た時のことです。
スイム会場を前にして、こんな質問をしている人がいました。
「スイムのコースを外れたら、ライフガードが教えてくれますよね?」
尋ねられた大会役員の人は、困っていました。
彼は、苦笑しながらこう答えました。
「基本、コースも自己管理です。泳ぐ前に、しっかりと確認しておいてください。右回りなのか、左回りなのか、ゴール地点はどこのブイを回ればよいのか、などです。」
そばにいた私も、びっくりしてしまいました。
何にびっくりしたかって?
質問した人の、他力本願の姿勢に、です。
わからなくなったら、当然助けてくれるよね? 自分たち、お金払って参加しているお客なんだから。
そういう態度を感じたからです。
その人は、続けて聞きました。
「今日は風が強くて、波が荒いですね。苦しくなったら助けてくれますよね?」
大会役員の人は、もう答えませんでした。
「自分で判断してください。」
それだけ言って、立ち去りました。
質問者は、他にもいくつか質問していましたが、私もその場を立ち去りました。
それ以上、その人の甘えた根性の近くに居たくなかったからです。
別のレースの時でした。
私は海で泳いでいて、目の前を私の進行方向に対して垂直に横切る人がみえて、びっくり!
みんな同じ方向に泳いでいるはずなので、並行しているか、折り返し前の人が逆方向に泳いでいるのがみえるか、どちらかのはずなのです。
そこで、その場で泳ぐのをやめて、立ち泳ぎをして、揺れる波間でしばらく状況確認。
自分が、潮の流れに流されて、コースに対して90度曲がってしまっていることに気づきました。
近くにライフガードがいて、サーフィンボートに乗って見ていましたが、他にも選手が泳いでいるので、一人一人に声掛けできません。
私は気を取り直して、次の200m先のブイをめがけて軌道修正。
泳ぎはじめると、別のガードが、岸側にいて、右ですよーーーと、大声で誘導していました。
その日は、潮の流れがとても強くて、ほとんどの人が岸側に流されて、コースを大きくそれていました。
私も、どのくらいコースロスをしたか不明ですが、いつもより3分はタイムオーバーしたので悔しかったです。
でも、海では、心も体もゆとりをもって泳ぐこと!というのは、ベテランのアドバイス。
無事に泳ぎ切れた、事故怪我無く、無事にレースを終えられた、それが何よりの勲章です。
海では、途中で脚がつっても、プールサイドに上がって休む、みたいなことはできません。
心筋梗塞などで急変が起きると、人は、黙って静かに沈んでいきます。
プールでも気づかれるのが遅れると言います。
だから、私は必ず、セーフティブイをつけて泳ぎます。
このオレンジの袋ですね。
トライアスロンの先輩から教わりました。
海外ではもう主流になっていると。
大会要項は熟読しよう
トライアスロンの大会に限りませんが、大会は、当日、いきなり大勢の人が集まって、活動を行います。
事前に、全員を集めて、十分な説明をすることができません。
最近私が参加したいくつかのトライアスロン大会では、1~2週間前に、紙のパンフレットで開催要項が送られてきた他、事前セミナーとして、30分ほどのオンライン動画の視聴が義務でした。
これらを全部、しっかりと目を通し、頭にたたき入れ、不明点や疑問点がなく、しっかり納得している、という状態で、会場入りすることが必須です。マナーです。選手としての責任です。
それにより、安全保持に貢献することになります。
安全に、健全に、大会を終えることができれば、また開催することができます。
これもまた、ある大会でのこと。
場所がわかりにくく、着替え場所があるかも不明、集合時間もあいまいで、とても困った私は、電話やメールで問合せしましたが、返事がありません。仕方なく、調べに調べたうえで、当日、現地入り。指示通りに準備して行ったのですが、書類が1つ足らないと、炎天下の受付で、20分ほど待ちぼうけ。呆れて、事前に何度か問合せしたんですけど・・・?と聞くと、「電話には出ません。メールには返事しません。」と、はっきりのたまう主催者。びっくりしましたが、現実、そんなもんなんですよね・・・。
だから、離島で行われた、ある大会の対応の親切さには、本当に頭が下がります。
事前にコースの下見をしておくと良いですよ。
現地の美味しいお店?それは、詳しい人がいるから、今聞きます。ちょっと待ってね。
自転車のメンテナンス?当日、専門業者のブースを用意しますよ。
などなど、なんでも丁寧に答えてくれました。
選手としても、受け入れ側としても、事前準備あっての大会です。
50代から元気に自分の人生を創っていきたい人、一緒に活動しましょう
自分らしく、美しく、元気に、生き生きと
新しい人生始めませんか